2015年04月07日

小便小僧

4月1日付けのT通信に発行人のTさんの面白いご意見が載っていました。
男の立ち小便、立ったまま小用を足す、いわゆる立ちションについてのご意見です。
それによりますと、最近、女性のように、洋式トイレに腰掛けて小用を足す男性が増えたということらしいのです。
ある調査では男の半数以上との結果も出ているようです。
記事から推察してみるに、洋式トイレで立ち小便すると、小便の飛沫が便器にあたって回りが汚れるので、当然それを掃除する側からはやめてという指示が出てきます。その要求に従ってか屈してかわかりませんが、要求を受け入れた男性が増えたということになりましょうか。
いずれにしましても男性が自ら進んでそうしたのではないと思われます。

何故か。
例えば座って用を足す男性は外の公衆トイレではどうしているのだろうか。
公衆トイレの男子用には大便用の便器は和式、洋式を問わず便器そのものが少ないので、仮に50%もの男性が座って用を足すのだとすると、男子トイレに長蛇の列が出来ても不思議ではないと思うのですが、今のところそんな光景にお目にかかったことはありません。
だとしますと、家で座り小便をしている男は、外では立ち小便をしているということになり、男の本能は公衆トイレで満たされ、
さらに公衆トイレは汚しても家のトイレは汚さなくても済むということになり、掃除をする人(主に奥様か)ともいい関係を維持出来るということになるわけです。
八方丸くおさまる考えではありますが、男としてはダブルスタンダードであるだけでなく、男を捨てた感があるのは否めません。

それはともかくとして、Tさんは男が洋式トイレで立って用を足しても、便器を汚さない方法を解説付きで紹介しています。
それは独りよがりのスタイルではなく、全ての男性に通用する一つの流派と言える方法であります。
さらに男子にとって立ちションは古来より普遍のスタイルであり、男のアイデンティティであると宣言しています。
従って母親が(便器が汚れる)という女性の観点から、息子に座りションを教えることはいけないことで、
逆に正しい立ちションのスタイルこそ教えるべきであるとのべています。
おそらく将来、男のアイデンティティが喪失されるおそれがあるのを憂いておられるのだと思います。
立ちションについては私もTさんとまったく同感です。
立ちションこそが生物としての男に許された自然の姿なのであり、男が座って小用は足すのは非常に不自然な事なのです。
例え時代の要求であってもこれだけはゆずれないという男性は少なくないと思います。

例外的にやむをえず男が座って小用を足すのが許される場合もあります。
大便をするために座ってたら小便が出てしまって、結果的に座りションになってしまった場合とか、
「立ち小便をするな」と看板がある場所などで、尿意を我慢できずに座ってやったという方法を使った時などです。
あっ、それともう一つ。足が不自由な方は座るのが当然なのは言うまでもありません。
これらの場合は例え形は座って用を足したとしても、男を捨てたというような感情は生まれません。

男性と女性の小用装置を生物的な差異でみれば凸か凹かということであり、男は凸であるから立ちションが可能なのだということになります。
若くて元気のいい男など大便と一緒に放尿したら、凸の角度によってヒザまでおろしたズボンを直撃してしまった、などという経験をした男性は相当数いるのではないでしょうか。
そんな場合には凸を人差し指で押して角度の調整をしなくてはなりません。
やむを得ず座らなくてはならない大便の時でさえ、このありさまであります。さらに小用のために座るなどということはまったくの論外とも思われる行為なのであります。

ことほど左様に男にとって座りションは不便で不自然なものなのです。
オス犬が片足をあげて立ちションをするのにも、それなりの自然なワケがあるはずです。
このまま人間の男子が座りションをするようになってしまったら、犬に笑われてしまうかも知れません。

洋式トイレでの立ちション、是か非かというより、要は汚さないで済む技術があれば、立ってやろうが座ってやろうが問題はないわけです。
そして技術は磨けば身に付くものです。
ですから昔の田舎の女性などは、田んぼの中で尿意をもよおしたときなど、女でも実にどうどうと尻をまくって立ちションをしているような、おおらかな光景でありました。
まあ、一応あまり一目につかないようにはしていましたが。
ちなみに私の母親は男用のキンカクシにうしろ向きに立ちションが出来ました。
村のおばあちゃんはほとんどの人がこの技術を会得していました。
しかしこの男顔負けの高度な技術は伝承されることなく姿を消しました。まことに残念の極みであります。

男が何故立ちションにこだわるのかを問題にするよりも、そもそも、男のズボンに何故社会の窓があるのかに注目したいと思います。
あれこそ男が立ちションをするために作られたものであり、男は社会の窓から用を足すことによって、社会への目を開かれて行くのです。
例えば昔の田舎の家など、トイレが母屋から独立して建っていたりします。
子供が夜中にトイレに行きたくなっても、外は真っ暗でお化けが出るかもしれません。
外のトイレまで行って用を足して、無事に帰ってこられる保証はありません。
そんなときは母屋の雨戸を少しあけて、そこから外の暗闇に向かって放尿するのです。
真冬なんか朝にその跡が凍っていたりして、まさに芸術的である
そんなふうにして外の危険を回避して用を足せるのも、男に立ちションできる機能が備わっているからであります。
従って男たるもの幼少から、その機能を有効利用するべく技術を磨かなければなりません。

私の知り合いにそれを怠ったまま大人になった男がいます。
彼は立ちションをするときズボンを足首までおろして、用を足すのです。
幼少の頃、社会の窓から凸の出し入れがうまく出来なかったので、母親がズボンを足首までおろして用を足すことを教えたら、それがクセになってしまったのです。
これでは社会への目が開かれません。
ある時、用を足していてちょっとバランスをくずし、足の自由がきかないので人前でコケてしまったことがありました。
いくら立ちションをするとしても正しい方法と姿勢なくしては完璧な立ちションはできません。

立ちションについてゴタクを並べてきましたが、最後にひとつ指摘しておかねばならないことがあります。
それは便器屋さんについてのことです。
家庭に洋式トイレを普及させるのはかまわないのですが、どうして大小共用にするのか。
もちろん住宅事情というのが大きな問題ではありますが、本来放尿する装置が凸凹で違うので、凸の高い位置で凹は用を足せないが、凹の位置には凸もあわせることができます。
それが座りションだとすると、もともと便器の都合で座りションが普及したことになります。
つまり、人間の都合に便器があわせるのではなく、
便器の都合に人間が合わせるということになるわけです。こういうのを本末転倒というのではないでしょうか。
ついでにいうと、なぜ飛沫が飛ばないような便器は開発されないのでしょうか。
水のたっぷり貯まっている洋式トイレに階上の社会の窓から放尿したら、飛沫が飛ぶのは火を見るより明らかです。
仮に立ちションの流派に属しているような強者でも、時には酔っぱらったりしていたら、中央の水たまりの縁をちょっとはずしたりして、心ならずとも飛沫を飛ばしてしまうことだってあるでしょう。
そんなとき飛沫を心配せずに楽に用を足せたらこんなに素晴らしいことはありません。

お湯を出したり熱風を出したり衛生的な装置の開発に余念のない便器屋さんが、飛沫を防ぐ工夫ぐらいはすぐできるように思えるのですが、もしそれが発明されたなら、トイレのカレンダーをみつをからしゅうぞうに変えてもいいと思っています。
飛沫、飛沫と瑣末なことにこだわるなとお叱りを受けそうですが、飛沫は何もトイレに限ったことではありません。
人と人とが顔を突き合わせてしゃべっているときだって、細かい唾液の飛沫が飛んでいます。
よく話しながら食事をしているときに、自分の口からかんでいる食物のカスがお話し相手に向かって飛んでしまった人も人も少なからずいるでしょう。
トイレの汚れはふけばいいが、口からの飛沫はもしウィルスがいれば直に相手を危険にさらすことになります。
放射線などは見えないから、汚染されていてもわからない。立ちションの飛沫など比較にならないほどです。
原発はトイレのないマンションといわれるように、汚染されたら防ぎようがありません。

原発の汚染は平気で、自分の家のトイレの汚れだけが気になるのだとしたら、木を見て森を見ずってやつかも知れませんし、いずれにしてもトイレの飛沫なんて、男のアイデンティティを放棄してまで気にする程のものではないと思いますがいかがでしょう。
なんて、飛沫の事を書いている私のヒマつぶしにお付き合いいただいてすみませんでした。

この辺で・・・。

飛沫武士 おなら丸


ekuraanimal.png
posted by アニメ制作会社エクラアニマル at 23:07 | Comment(1) | TrackBack(0) | コラム
この記事へのコメント
TITLE: No title
SECRET: 0
PASS:
立ち小便は男のアイデンティティでも何でもないですよ。一人暮らしするようになって掃除の手間から自然に座り小便になりました。洋式トイレで立ち小便なんて距離がありすぎてやりにくいことこの上ないです。小用便器なら十分近づけるので周りに飛散させずに用を足せます。だからSAなどでは立って用を足しているだけです。家庭にも小用トイレをつければ立って用を足しても文句言われないんじゃないですか?あとは掃除をご自分でやることですね。
Posted by 通りすがり at 2015年06月02日 13:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/152089276

この記事へのトラックバック